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1998 年度 実績報告書

細胞質表層微小管を制御する情報伝達系:Cdc42GTPase様タンパク質の関与と微小管配列異常突然変異体の分離

研究課題

研究課題/領域番号 10640651
研究機関奈良女子大学

研究代表者

坂口 修一  奈良女子大学, 理学部, 助教授 (20221997)

キーワードCDC42 / GTP結合タンパク質 / 細胞質表層微小管 / 情報伝達 / シロイヌナズナ / トウモロコシ / 突然変異体 / 細胞骨格
研究概要

課題1年目の本年度は、細胞質表層微小管を制御する情報伝達系の解明に向けて行う2つのアプローチにつき、実験を進めた。
1. 抗ヒトCDC42抗体と交叉反応を示す植物タンパク質をコードする遺伝子の解析:
これまでにλgt11ファージを用いた発現ベクター上に構築されたトウモロコシのcDNAライブラリーから抗ヒトCDC42-C 末端抗体と反応するクローンを免疫ブロット法により複数選抜してきている。これらのクローンにつき、一部塩基配列を決定したが、全長を解読するにいたっておらず、ヒトCDC42と相同性のあることが確認できたクローンは、まだ見いだされていない。
2. 細胞質表層微小管突然変異体の分離:
一次選抜としてシロイヌナズナの芽生えを高温条件下で栽培し、温度感受的に根の成長や細胞の配列に異常の見られる個体をスクリーニングした。しかし、当初の予想以上にM2個体間で、発芽、成長速度に個体差が大きく、目的とするような温度感受性の異常個体を芽生え段階で識別することは困難であった。いくつか細胞配列の異常な個体も見いだされたが、次世代が得られなかったため、詳しい解析はできなかった。上記の一次選抜の方法が非効率的であることが判明したので、別のスクリーニング法として、栽培温度を周期的に変えながらシロイヌナズナを栽培し、個体の成熟段階で茎および葉の表面の細胞の配列等に異常の見られる個体を探すこととした。現在、温度条件と周期について検討中である。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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