• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

熱変形速度制御による超精密研削加工法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10650115
研究機関岡山大学

研究代表者

塚本 真也  岡山大学, 工学部, 助教授 (80163773)

研究分担者 大橋 一仁  岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (10223918)
中島 利勝  岡山大学, 工学部, 教授 (80026038)
キーワード研削加工 / 熱変形速度 / インプロセスオンライン / 実寸法生成速度 / 表面創成機構 / 超精密研削機構 / 表面粗さ / 表面硬度
研究概要

平成10年度の研究実績は以下の3項目である。
[1] 表面粗さを激減させる熱変形速度制御加工法の開発
超精密研削加工における寸法・形状精度ならびに表面粗さを,工作物の熱変形速度をインプロセスで計測しながら制御するために,超精密研削盤のコントロールパネルとシーケンサーパネルにD/Aコンバータからパルス指令信号を発振させて適応制御させる制御加工法を確立した。すなわち,まず研削現象量を高速A/Dコンバータで検出・格納・演算し,さらに超精密研削盤のシーケンサーへ割り込み制御するためのプログラムを構築している。この熱変形速度制御研削加工法の研究計画が本研究の根幹をなすもので,十分な成果が得られたものと判断できる。
[2] 熱変形速度インプロセスオンライン計測システムの開発
制御装置を試作するとともに熱変形速度をインプロセスで計測するシステムを開発しなければならない。そのために本年度では,熱変形速度の計測手法を,,従来手法の10倍の高速演算を達成させ,超小型レーザ式サブミクロン変位計測器と高速サンプルホールドユニットを構築してそのデータ計測手法を確立した。
[3] 寸法誤差ゼロ研削法の開発
熱変形速度制御法ならびに熱変形速度インプロセスオンライン計測システムによって,熱変形速度を考慮した実寸法生成速度をリアルタイムに計測しながら最終目標寸法との誤差を極小とする寸法誤差ゼロ研削法を開発できた。

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi