• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

外装設計のための滑らかさを追求した自由曲線・曲面の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650141
研究機関静岡大学

研究代表者

三浦 憲二郎  静岡大学, 工学部, 助教授 (50254066)

研究分担者 久保 高啓  広島国際大学, 保健医療学部, 教授 (70225184)
金子 透  静岡大学, 工学部, 教授 (50293600)
キーワードリバースエンジニアリング / 単位4元数積分曲線 / 曲率
研究概要

リバースエンジニアリングでは,既存の工業製品や部品の外形の測定データからコンピュータ内に形状モデルを作成し,そのモデルを利用してそれらの工業製品や部品の評価や再設計を行う.しかしながら,測定データはノイズ等により誤差が含まれているため,それらのデータからリバースエンジニアリングに必要とされる滑らかで高品質な曲線や曲面を再生することは困難である.
そこで,本年度の研究では曲線の再生に研究の焦点を絞り,曲率の変動を抑制する性質を持つ単位4元数積分(QI)曲線により曲線を再生することを考える.最良な近似曲線を求めるために,点列とQI曲線との距離の2乗和を目的関数とし,その目的関数を最小化することによって最適化を行う.従来のQI曲線の定義法では曲線の長さを1つのパラメータとして与えたが,その定義法では曲率の大きな部分と小さな部分の混在に強い制限を与えるので,本研究ではより近似度を高めるためにQI曲線を1つのセグメントとし,複数のセグメントを滑らかに接続する.個々のQI曲線としてはBezier型QI曲線を用い,それらをG^1連続性(接線の連続性)を保証して接続することにより1本の近似曲線を算出する.本研究の手法ではノイズが強く混在している場合でも滑らかな曲線が得られる.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.T.Miura,L.Wang,F.cheng: "Patch Reduction in Surface Reconstruction"3D Forum. 14・4. 111-116 (2000)

  • [文献書誌] M.Kohno,K.T.Miura: "Generalized cylinders Expressed by QISurfaces."3D Forum. 14・4. 140-145 (2000)

  • [文献書誌] L.Wang,K.T.Miura: "An Effluent Algorithm of Intersecting a NVRB Surface"3D Forum. 14・4. 152-157 (2000)

  • [文献書誌] K.T.Hiura,L.Wang,F.Thing: "Linear Combination of Tangent Vectors and Its Application"3D Forum. 15・1. 86-91 (2001)

  • [文献書誌] 崎山直樹,三浦憲二郎: "最適点列からの単位4元数積分曲線の生成"グラフィックスとCAD予稿集. 95-100 (2000)

  • [文献書誌] 三浦憲二郎: "ガウス球上の細分割曲面を用いたストリームライソモデリング"グラフィックスとCAD予稿集. 95-100 (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi