本年度のマイクロプラスチック遊星ギヤ用歯車の最適加工条件を見出すことと、その精度測定方法を開発することである。実験では1次加工、2次加工における最適加工条件を見出した。さらに、マイクロギヤの精度測定方法がなく、それに関連した研究論文も見あたらない。本研究ではCCDカメラ顕微鏡で観察した結果をビデオプリンターにプリントしたものをwindowsのOS上で画像処理ソフトで外径、ピッチ誤差及び、歯みぞのふれを測定する方法を開発した。輪郭線に対する目測に誤差があることがわかった。しかし、測定歯車の誤差の再現性を向上させることによって実用可能なことがわかった。 以下に本年度の研究成果を述べる。 (1)遊星歯車として、内歯車、外歯車の最適加工条件を見出した。最適加工条件の定義は外径寸法で管理した。 (2)制作したマイクロプラスチック歯車のような微小歯車の精度測定方法がなく、windows上画像処理ソフトにより、PC処理を行った。測定項目は歯みぞのふれ、円周ピッチ誤差、外径測定を行った。今後は、それらの結果の再現性を高めることで十分資料な資料を得ることができ、今後の研究で実用化が可能なことがわかった。
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