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1999 年度 実績報告書

環境保全のための液化CO_2溶解燃料による低公害噴霧燃焼法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650227
研究機関同志社大学

研究代表者

千田 二郎  同志社大学, 工学部, 教授 (30226691)

研究分担者 藤本 元  同志社大学, 工学部, 教授 (90051630)
キーワードエンジンシステム / 低公害燃焼法 / 燃料噴射 / 噴霧微粒化 / 減圧沸騰 / 燃料設計 / すす低減 / NO低減
研究概要

本年度は,液化CO_2と軽油成分であるノルマルトリデカンの溶解・混合燃料の噴霧・燃焼にに関して以下の実験および解析を行なった.
(1)高圧容器内で行なった噴霧実験をモデル機関および可視化機関に適用した.
(2)モデル機関および可視化機関での溶解燃料の燃焼実験を行ない,熱発生率解析,OHラジカルの自発光計測,すすとNOの定量計測および排気ガス計測を行なった,その結果,CO_2溶解燃料噴霧・燃焼法により,混合気形成過程が改善され,熱効率の維持・向上およびNOとすすの同時低減の可能性が示された.
(3)減圧沸騰噴霧の蒸発モデルを二成分系溶液の溶解燃料に適用し,二相領域を考慮した燃料噴射過程のモデル解析を行なった.その結果,CO_2溶解燃料噴霧における蒸気キャビテーション気泡の成長・崩壊過程は,燃料の有する初期過熱度により支配され,過熱度の大きい条件では,噴射後早期に気泡は分裂することが明らかになった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Jiro Senda: "Low Emission Diesel Combustion System by Use of Reformulated Fuel with Liquefied CO_2 and n-Tridecane"SAE1999-01-1136. (1999)

  • [文献書誌] 千田 二郎: "ガス溶解燃料を用いたディーゼル噴霧の微粒化特性(第3報,液化CO_2混合燃料噴霧の微粒化特性と蒸気生成量の予測)"日本機械学会論文集(B偏). 65-632. 1459-1466 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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