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1999 年度 実績報告書

非定常法による非金属の熱物性値の簡易多重測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10650229
研究機関一関工業高等専門学校

研究代表者

佐々木 世治  一関工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80042183)

キーワード伝熱 / 熱物性値 / 全半球放射率 / 指向放射率 / 非定常法 / 熱量法 / 石英ガラス
研究概要

改良した非定常熱量法を用いて種々の板厚の石英ガラスの全半球放射率を測定した。通常、非定常熱量法は金属の全半球放射率の測定に適するのが非金属のような熱拡散率の小さい物質に適用しようとする試片内に大きな温度差を生じ、測定精度が一段と落ちる。そこで、大きな温度差が生じない程度の測定時間を数多く繰り返す手法を採用し、非定常熱量法を適用した。その結果、温度と全半球放射率の関係と全半球放射率の板厚の依存性を実験的に求めた。
ガラスのような透明な物質の全半球放射率の板厚依存性は多く指摘されているが実験的に示した例は少ない。板圧による放射率の違いは透明な物質内を透過する放射エネルギ線の行路長の相違によるものと仮定し、半理論的に指向放射率を導いた。さらに、電子計算機を用い指向放射率の値と全半球放射率の値を求めた。その結果、ガラス隅部の全半球放射率の変化を具体的に示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Seizi SASAKI: "Measurement of total hemispherical emittance of a non-conducting and transparent material by transient calorimetric technique"15th European Conference on Thermophysical Properties. 266 (1999)

  • [文献書誌] 佐々木世治: "非定常熱量法による板ガラスの全半球放射率の測定(石英ガラスの実験結果)"第20回日本熱物性シンポジウム. 249-252 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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