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1998 年度 実績報告書

乱流予混合火炎における乱れの増幅作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10650230
研究機関東京都立工業高等専門学校

研究代表者

古川 純一  東京都立工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (70173523)

キーワード燃焼 / 予混合火炎 / 火炎構造 / 乱流 / LDV / 静電探針
研究概要

本研究では、reaction-sheet regimeの乱流予混合火炎における乱れの増幅作用を明らかにすることを目的として、火炎面前後において局所的なガス流速のバーナ軸方向および半径方向成分が変化するようすを計測することを試みた。このような計測を実現するために、2波長・4ビーム方式のレーザ流速計と静電探針を組み合わせて使用した。この手法により、局所的なガス流速のバーナ軸方向および半径方向の速度変動はレーザ流速計により、また、レーザ流速計の計測点の近傍における火炎面の挙動は静電探針により計測することができる。したがって、火炎面の前後における速度変動のパワースペクトル密度関数を調べることにより、乱流予混合火炎における乱れの増幅作用を明らかにすることができる。
その結果、approach flow中の乱れは、非燃焼時のそれと等しく、ほぼ等方性の乱れであること、バーナ軸方向よりも、バーナ半径方向の乱れ強さが著しく増加し、乱れは非等方性になること、乱流火炎帯において火炎面が変動する波数領域の乱れの運動エネルギが増加することを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 古川純一: "乱流予混合火炎における乱れの増幅" 燃焼の科学と技術. 6. 95-103 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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