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1998 年度 実績報告書

天井センサと床センサの協調による人の行動の蓄積に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650252
研究機関東京大学

研究代表者

森 武俊  東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (20272586)

研究分担者 宮崎 英樹  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (10262114)
佐藤 知正  東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (50235371)
キーワード行動蓄積 / 天井センサ / 床センサ / 行動モニタリング / セマンティックレコーディング
研究概要

本研究の目的は,人の日常行動を,支援するシステムに必ず備わることになる行動理解機能の実現のために,人の24時間365日の日常行動を解析するための道具立てを開発し,それにより,蓄積された行動を解析するための手法を確立することにある。
初年度の本年は,下記のように大きく分けて4つの課題について取り組んだ。
〈行動蓄積手法の解明〉
人の行動理解の実現へとつなげるために,人の行動を蓄積し分析するための手法を追求した。人は,日常生活において,立つ・座る・歩く,ものを使って手作業を行なうといった活動を行なっているが,これらを時間的に区切れる基本動作として分節化し,関連のある動作を結び付けて行動として蓄積するセマンティックレコーディングの基礎手法を考察した。
<天井センサと床センサの製作>
人の,部屋内での移動,机における手作業を,それぞれ移動については床圧力センサ,手作業については天井視覚センサで常時モニタリングする。天井センサ用カメラ群,照明を埋め込んだ天井を製作し,カラー追跡処理装置を用いて視覚処理を行なった。また,木板の下に感圧センサを埋め込んだセンシングシート群を製作し,床に敷きつめた床センサを構築した。
<行動モニタリングハードウェアの開発>
天井センサと床センサから入力されてくるデータ群を入力し,行動蓄積処理装置で動作認識モデルに基づいて処理し,行動蓄積保管装置に蓄積するモニタリングハードウェアインタフェースを開発した。
<人の日常行動の記述化蓄積ソフトウェアの開発>
人の行動を蓄積し分析するための手法に基づき,パーソナルコンピュータを用い,部屋内において自然に日常的な活動を行なう人の行動を,肌色情報,動作履歴,行為データベースを用いて,常時発見・追従し,時系列蓄積するソフトウェアをC++言語で開発した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 森 武俊: "画像を用いた入院患者支援システム" 画像ラボ. 9、8. 24-27 (1998)

  • [文献書誌] 森 武俊: "介護・看護システムと映像技術" 映像情報メディア学会誌. 53・1. 24-29 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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