• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

錐状対象物の把握戦略

研究課題

研究課題/領域番号 10650259
研究機関広島大学

研究代表者

金子 真  広島大学, 工学部, 教授 (70224607)

研究分担者 原田 研介  広島大学, 工学部, 助手 (50294533)
辻 敏夫  広島大学, 工学部, 助教授 (90179995)
キーワードロボットハンド / 把持 / 操り / 錐状物体 / 把握戦略
研究概要

本研究に関する研究結果は以下のとおりである.
・テーブルに置かれた直接把握不可能な三角錐対象物を持ち上げるために必要な指数は2本であることを示した.また,この2本の指を用いて,対象物を持ち上げるための把握戦略を示した.
・上記把握戦略を一般の正多角錐対象物に拡張した.その結果,四角錐を除く多角錐対象物は3本指で持ち上げることが可能であることが示された.
・ロボットハンドを用いて,テーブルに置かれた三角錐対象物を持ち上げる実験を行った.この結果,提案する把握戦略を用いてロボットハンドが三角錐対象物を持ち上げることが可能であることが示された.
・三角錐対象物を持ち上げた状熊を仮定し,対象物を安定に把握することが可能な指範囲の導出を行った.その結果,指位置を下の方(錐の頂点側)にもっていくと平衡点が不安定平衡となるが,上の方(錐の底面側)にもっていくと安定平衡となることが示された.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 白井,: "Scale-Dependent Grasps"日本ロボット学会誌. 17. 111-120 (1999)

  • [文献書誌] 金子: "多角錐物体の平衡把握アルゴリズム"日本ロボット学会誌. 18. 126-134 (2000)

  • [文献書誌] 原田: "重力場における複数対象物の平衡把握とそのロバスト性"日本ロボット学会誌. 17. 133-139 (1998)

  • [文献書誌] M.Kaneko,: "Capturing Pyramidal-like Objects"Proc.of 1998 IEEE Int.Conf.on Robotics and Automation. 3619-3624 (1998)

  • [文献書誌] M.Kaneko,: "Necessary and Sufficient Number of Fingers for Capturing Pyramidal-like Objects"Proc.of IEEE/RSJ Int.Conf.on Intelligent Robots and Systems. 167-172 (1998)

  • [文献書誌] T.Shirai: "Scale-Dependent Grasps"Proc.of Int.Conf. on Advanced Mechatronics. 197-202 (1998)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi