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1999 年度 実績報告書

電解析出法によるBi-Sb熱電半導体の作製とその熱電特性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650306
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

増井 寛二  名古屋工業大学, 工学部・電気情報工学科, 教授 (10024358)

キーワード電解析出 / Bi-Sb / 熱電半導体 / 熱電素子
研究概要

研究目的2; (平成11年度)作製したSb含有量の異なる各種Bi-Sb合金の、室温からヘリウム温度までの熱電特性を検討した。その結果、
(1) 室温のホール測定により、電気抵抗、キャリヤー移動度、キャリヤー密度の決定をした。8at%Sb付近で最大の熱電特性を示した。室温における電流と温度差の測定から求めた合金のペルチェ係数も、8at%Sb合金が最大のペルチェ係数を示した。
(3) 室温から液体He温度までゼーベック係数と電気抵抗温度依存性の測定した。その結果、Bi-Sb合金はいずれも室温から70Kの範囲で優れたゼーベック係数を示した。その温度以下では急激に特性が低下した。
(4) 以上の測定から、最も優れた熱電特性を示す合金組成(約8at%Sb)とその温度範囲(RT〜70K)が決定できた。
研究目的3; (平成11年度)作製したBi-Sb合金に対し、PN制御の可能性を探る実験を行った。熱力学的に見てBi-Sb合金にはPbやTeはほとんど固溶しないのであるが(状態図)、電解法では強制的な非平衡相としての固溶体形成が行われたことがわかった。しかしながらPN制御の可能性は、著しく困難なことがわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 増井寛二: "高周波希ガスプラズマのスパッタリング現象の研究"名古屋工業大学紀要. 50巻. 141-146 (1998)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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