研究課題/領域番号 |
10650335
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
MOSHNYAGA Vasily 福岡大学, 工学部・電子情報工学科, 助教授 (40243050)
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研究分担者 |
田丸 啓吉 岡山理科大学, 電子工学科, 教授 (10127102)
鶴田 直之 福岡大学, 工学部・電子情報工学科, 講師 (60227478)
首藤 公昭 福岡大学, 工学部・電子情報工学科, 教授 (70078632)
小林 和淑 京都大学, 工学研究科, 助手 (70252476)
小野寺 秀俊 京都大学, 工学研究科, 教授 (80160927)
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キーワード | 動画像圧縮 / 動き補償 / プロセッサアレー / アーキテクチャ / 低消費電力 / 集積回路 / 設計手法 |
研究概要 |
本年度は、平成10年度に明らかにした動きベクトル検出用低消費電力省メモリ型プロセッサアレイのアーキテクチャに基づいて試作回路を設計し、東京大学集積システム設計教育研究センター(VDEC)よりLSIの製造を行った。さらに、消費電力を低減する回路手法を検討した。 1.動画像動きベクトル抽出用LSIの設計およびその製造. 動作レベルのハードウェア記述をレジスタ転送レベルの記述に変換して、論理合成、配置配線を行い、回路設計を行った.回路上での電圧変化回数と配線容量を減少させるのに有効な回路設計技術の応用、レイアウトの最適化を行った。また、面積を最小化し性能を最大限に発揮させるために、ハードウェア記述に内包される規則性の抽出を行い、そのデータによる論理合成および配置配線の最適化を行なった。 2.システムの構築,および評価 動ベクトル処理用LSIを搭載した簡単なプロセッサボードの設計を行い,これを製作した。このプロセッサボードを用いて、評価用ソフトウエアの開発をし、回路の測定および評価を行った。 3.低消費電力回路設計手法の開発 ここで、昨年に開発した低消費電力回路設計手法を基づいて、入力データに応じたデータ長可変手法の検討を行なった。本手法は、下位ビットおよび上位ビットにおける組合せ省略減算手法であり、減算回路で信号状態遷移確率を70%までに削減できることが明らかになった。
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