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1999 年度 実績報告書

マルチメディア携帯情報機器向け固体撮像素子搭載の動画像符号化プロセッサLSI

研究課題

研究課題/領域番号 10650343
研究機関中央大学

研究代表者

榎本 忠義  中央大学, 理工学部, 教授 (10245988)

キーワード消費電力 / 動きベクトル検出 / CMOS技術 / 中断法動きベクトル検出 / 圧縮アルゴリズム / 動画像符号化 / 低ビット動きベクトル検出 / 差分絶対値回路LSI
研究概要

(1)動画像圧縮アルゴリズム、固体撮像素子の構成、LSIの低消費電力化・高性能化技術、等を調査し、長所・短所を洗いだした.
(2)昨年度開発した「中断法動きベクトル検出(ME)アルゴリズム」に、動きベクトル検出を停止するしきい値として前フレームで求めた平均差分絶対値和を適応的に用いると言う条件を加えた「改良中断法MEアルゴリズム」を開発した.この結果、シーンチェンジに対応でき、動きベクトル検出速度をさらに向上することができた.
(3)処理量をさらに削減するために、階層探索(2画素、半画素検索)を「改良中断法MEアルゴリズム」と組み合せ、その効果を高めた.
(4)ME探索回数を制限し、画質劣化を押さえた「強制中断法MEアルゴリズム」を開発した.
(5)上述したMEアルゴリズムの開発により、信号処理量を20%以下に削減できた.この結果、従来技術に比べ、MEアレイの回路規模を1/2以下に、その消費電力を1/250以下に、それぞれ削減できる見通しを得た.
(6)設計・試作・評価:「中断法・低ビットMEアルゴリズム」をハード化するための各種TEG(MEアレイ、差分絶対値和回路、メモリ、等)を0.5μmCMOS技術を用いて試作した.

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 榎本、廣部、佐藤、藤井、吉田、和田、徳島: "携帯機器に向けたGaAs動画像動きベクトル検出回路"電子情報通信学会 技術報告書. ICD99-3. 15-22 (1999)

  • [文献書誌] 松本、大沢、笹島、榎本: "4ビット中断法動きベクトル検出アルゴリズムと低消費電力CMOS差分絶対値和アレイ"電子情報通信学会 技術報告書. ICD99-58. 23-30 (1999)

  • [文献書誌] 小田、笹島、大沢、榎本: "1ビット動きベクトル検出と小型・低電力CMOS差分絶対値和アレイ"電子情報通信学会 技術報告書. ICD99-59. 31-37 (1999)

  • [文献書誌] 金、笹島、小田部、松本、榎本: "中断法動きベクトル検出アルゴリズムと低消費電力CMOS差分絶対値和アレイ"電子情報通信学会 技術報告書. ICD99-106. 61-67 (1999)

  • [文献書誌] 早船、榎本: "バックゲートバイアス制御リングオシレータを用いたCMOS PLLの設計"電子情報通信学会 総合大会講演論文集エレクトロニクス2. C-12-12. (2000)

  • [文献書誌] 堀口、榎本: "基数8非回復形除算回路用の0.5μm-CMOSスケーリング係数生成回路"電子情報通信学会 総合大会講演論文集エレクトロニクス2. C-12-12. (2000)

  • [文献書誌] Enomoto, Ssajima, Hirobe, and Ohsawa.: "Fast Motion Estimation Algorithm and Low Power CMOS Motion Estimation Array LSI for MPEG-2 Encoding"Proc. of IEEE ISCAS, Orlando, Florida. vol-4. IV-203-IV-206 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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