• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

免疫型複雑系のエージェントによる研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650431
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

石田 好輝  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (80159748)

キーワード複雑系 / 免疫系 / エージェント / 適応 / 学習 / 人工生命 / 遺伝アルゴリズム / ニューラルネット
研究概要

今年度は、先疫型システムの理論的解析とそれを支援するための基本ソフトウエアの構築を、以下のように行なった.
1. 免疫型システムの情報処理を理論的に解析する.特に,どのように遺伝子組み替えを行えば効率的な認識が行えるかを解析する.
2. 免疫型システムの情報処理に着目したオートマトン結合モデルを解析し、それと従来のオートマトン結合モデルと比較した.また、その免疫型システムの情報処理能力と、新しいエージェント生成の遺伝的組替えルール,エージェントでの処理内容、エージェント間の相互作用,エージェント間の結合のトポロジー,ネットワークの規模などとの関連を調べるためのソフトウエアを構築した.
3. これにより以下の2つの学習を行うメカニズムを考察した.
・長期学習モード(自己の学習):自己由来の擾乱に対しては,活性化される認識エージェントはあるものの,それらがシステムに印加されるさいに,相互に打ち消しあい影響を与えないよう遺伝的組替えルールおよびネットワークのパラメータが調整される.
・短期学習モード(非自己の学習):逆に外乱に対しては,今度,同じ形状の外乱がきたとき,速やかにかつ強力に対処できるように遺伝的組替えルールおよびネットワークのパラメータがが調整される.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yoshiteru Ishida: "Distributed and Autonomous Sensing based on Immune Network" J.of A Life and Robotics. 2・1. 1-7 (1998)

  • [文献書誌] 石田 好輝: "複雑系としての免疫システム" システム/制御/情報. 42・9. 487-494 (1998)

  • [文献書誌] Yoshiteru Ishida: "A Distributed System Inspired from the Immune System" Proc.of AROB 99. 2. 419-422 (1999)

  • [文献書誌] Takeshi Okamoto,Yoshiteru Ishida: "Multi agent Approach against Computer Virus" Proc.of AROB 99. 1. 69-72 (1999)

  • [文献書誌] Takeshi Okamoto,Yoshiteru Ishida: "A Distributed Approach to Computer Virus Detection and Neutralization by Autonomous Heterogenecus Agents" Proc.of ISADS 99. (1999)

  • [文献書誌] 石田好輝 ほか: "免疫型システムとその応用" コロナ社, 170 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi