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1998 年度 実績報告書

同定誤差評価を考慮したシステム同定法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650432
研究機関鳥取大学

研究代表者

魚崎 勝司  鳥取大学, 工学部, 教授 (20029151)

研究分担者 畠中 利治  鳥取大学, 工学部, 助手 (10252884)
キーワード逐次推定 / 収束性解析 / 確率近似法 / 非線形システム / システム同定
研究概要

本研究の目的は、システムモデルの同定を、丸め誤差、打ち切り誤差などの計算誤差も考慮した同定精度まで含め、客観的かつ定量的に行なうための手法を、確定システムのみならず観測雑音など確率的要素を含む確率システムについて考察する。このとき、バッチ型同定法に加えて、これに対峙する逐次同定法についても検討するほか、同定法の開発も視野において研究を展開している。
1. 確率近似型逐次推定法における収束性解析
確率近似型逐次推定法によって時間とともに変動する非線形回帰方程式の根を推定する問題に対し、収束性の解析を行ない、従来よりゆるい条件下での収束を証明した。この結果は非線形システムの状態推定へ応用の可能性が期待できる。
2. 計算誤差の同定誤差に与える影響に関する考察
同定アルゴリズムの実行において、丸め誤差、打ち切り誤差などの計算誤差が同定誤差がどのように影響するかについて把握するために、計算誤差の大きさを定量的に評価する手法の一つである区間解析法を、システム同定に適用することの可能性の検討を開始したが、十分な成果はまだ得られていない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H-F.Chen: "Convergence analysis of dynamic stochastic approximation" Systems and Control Letters. 35. 309-315 (1998)

  • [文献書誌] K.Uosaki: "Nonlinear filter of stochastic approximation type using empirical distribution of residuals" Proc.37th SICE Annual Conference. 1051-1056 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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