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1999 年度 実績報告書

同定誤差評価を考慮したシステム同定法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650432
研究機関鳥取大学

研究代表者

魚崎 勝司  鳥取大学, 工学部, 教授 (20029151)

研究分担者 畠中 利治  鳥取大学, 工学部, 助手 (10252884)
キーワード逐次推定 / 収束性解析 / 確率近似法 / 非線形システム / システム同定 / 変化検出
研究概要

本研究の目的は、システムモデルの同定を、丸め誤差、打切り誤差などの計算誤差も考慮した同定精度まで含め、客観的かつ定量的に行なうための手法を、確定システムのみならず観測雑音など確率的要素を含む確率システムについて考察する。このとき、バッチ方同定法に加えて、これに対峙する逐次同定法についても検討するほか、同定法、システムの変化検出法の開発も視野において研究を展開している。
1.確率近似型逐次推定法における収束性解析と改善
確率近似型逐次推定法によって時間とともに変動する非線形回帰方程式の根を推定する問題に対し、収束性の改善を図るために残差の経験分布を用いて、修正値を変換する手法を提案し、数値実験によりその有効性を検証した。この手法では観測誤差を観測値と推定値の外挿から評価していることになっている。
2.計算誤差の同定誤差に与える影響に関する考察
同定アルゴリズムの実行において、丸め誤差、打切り誤差などの計算誤差が同定誤差にどのように影響するかについて把握するために、計算誤差の大きさを定量的に評価する手法の一つである区間解析法を、システム同定に適用することの可能性の検討を行なっている。
3.モデルに不確定さが存在するときのシステムの変化検出
モデルに不確定さが存在する場合について、システムの変化検出を速やかに検知するための手法についての考察を進め、補助入力を加えることの有用性を示した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Uosaki: "Recursive parameter estimation using stochastic approximation"14th IFAC World Congress. J. 331-336 (1999)

  • [文献書誌] T.Hatanaka: "Optimal auxiliary input design for fault diagnosis"14th IFAC World Congress. H. 91-96 (1999)

  • [文献書誌] T.Hatanaka: "Optimal auxiliary input for fault detection of systems with model uncertainty"Proc.European Control Conference. (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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