研究課題/領域番号 |
10650444
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
三上 修一 北見工業大学, 工学部, 助教授 (30113715)
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研究分担者 |
山崎 智之 北見工業大学, 工学部, 助手 (20158140)
大島 俊之 北見工業大学, 工学部, 教授 (00003210)
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キーワード | 超音波探傷 / 耐震補強 / 鋼板接触剥離 / 剥離位置 / 定量的欠陥評価 |
研究概要 |
本年度は、鉄筋コンクリート橋脚の内部損傷を定量的に検出・評価するために必要となる診断手法の基礎的技術の検討を行った。この結果、超音波探傷によって得られた到達時間を元にこれまで欠陥位置を推定した結果を可視化するために必要となる解析方法を検討した。本研究では、逆解析手法を用いることによって内部欠陥の可視化がどの程度可能か示すことを目指したが、現段階では、内部欠陥の検出精度を実用的精度に近づけることは出来なかった。 鉄筋コンクリートの補強・補修工法として鋼板接着工法によって補強された部材の内部欠陥検出方法について実用的測定に向けた検討を行った。今年度は探傷方法を非接触とし接触条件による精度のばらつきと、探傷の際触媒質としていた機械油は、現場に使用する場合作業性の低下や環境問題が懸念されることから、水などの媒質を用いる場合の問題点を検討した。この結果、センサと鋼板の間隔を0.9mmとした場合の測定条件が機械油とほぼ同条件の検出が可能であることがわかった。この条件で内部欠陥を可視化する方法を開発し、測定システムに組み入れることを検討してほぼシステム化できることがわかった。
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