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2000 年度 実績報告書

高膨張コンクリートを用いたケミカルプレストレス薄板に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650451
研究機関九州工業大学

研究代表者

山崎 竹博  九州工業大学, 工学部, 教授 (10098783)

研究分担者 渡辺 明  九州共立大学, 工学部, 教授 (90039066)
原田 哲夫  長崎大学, 工学部, 教授 (50136636)
出光 隆  九州工業大学, 工学部, 教授 (30039078)
添田 政司  福岡大学, 工学部, 助手 (50148871)
キーワード膨張コンクリート / カルシウム系膨張剤 / プレストレスコンクリート / 埋設型枠 / プレキャスト薄板 / CFRP
研究概要

過去2年間の実験的検討から,膨張剤とCFRP緊張材とを用いたケミカルプレストレス薄板の実用的製作方法について目途を立ててきた。12年度では化学的膨張作用に起因して生じるセメント硬化体組織の緩みや,使用時の2次エフロレッセンスの発生や耐久性の低下を防止する目的で,ポリマーセメントモルタルとの併用を検討した。使用ポリマーには現在市販されている中から特に強度発現や使用性に優れたSBRラテックス系,アクリル共重合体,エチレン酢酸ビニル系,エチレン酢酸ビニル共重合樹脂,スチレンアクリル共重合樹脂,エチレン酢酸ビニル塩化ビニル共重合樹脂の6種を選び,膨張材量と圧縮及び曲げ強度との関係や膨張作用への弊害などの有無を調べた。
その結果,大半の樹脂は10%以下のポリマーエマルジョン添加量に対して,コンクリート強度は高くなることや,ポリマーエマルジョンを添加したコンクリートの材齢初期の膨張ひずみは無添加の場合よりも大きくなること,単位膨張剤量87kg/m^3の場合5N/mm^2程度のプレストレスが導入されること,硬化後に湿潤乾燥を繰り返してもエフロレッセンスの発生が見られないことなどが明らかとなった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 尾関規史,出光隆,山崎竹博,石松宗一郎: "高微粉砕した高炉スラグ微粉末の配合と物理的諸性状に関する研究"コンクリート工学年次論文報告集. Vol.22 No.2. 121-126 (2000)

  • [文献書誌] 山崎竹博,出光隆,渡辺明: "モルタルを用いた化学混和剤の減水率試験に関する研究"コンクリート工学年次論文報告集. Vol.22 No.2. 193-198 (2000)

  • [文献書誌] 山内聡,出光隆,山崎竹博,河野公平: "高流動コンクリートの流動性能に及ぼす高性能AE減水剤の影響"コンクリート工学年次論文報告集. Vol.22 No.2. 853-858 (2000)

  • [文献書誌] 一宮一夫,山崎竹博,出光隆,渡辺明: "高流動コンクリートの表面性状に及ぼすモルタルの流動性および型枠界面の影響"コンクリート工学年次論文報告集. Vol.22 No.2. 937-942 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2021-12-08  

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