研究課題/領域番号 |
10650519
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
清水 浩志郎 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (30006655)
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研究分担者 |
折田 仁典 秋田工業高等専門学校, 助教授 (90099771)
木村 一裕 秋田大学, 工学資源学部, 助教授 (60177912)
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キーワード | 車いす / バリアフリー / 地理情報 / 道路環境 / 歩行者 |
研究概要 |
本研究は、鉄道駅など主要地点から任意の地点までの行きやすさ、バリアフリー度を表現、評価することを目的としている。具体的には、高齢者や障害者の歩行時における交通抵抗モデルを構築し、これによって2点間の交通抵抗とその要因を計量評価するとともに、これを都市地図上で視覚化して、都市交通環境のバリアフリー度診断システムを構築することを目的としている。 平成10年度は車いす利用者や視覚障害者、高齢者が道路利用時に感じている交通抵抗要因について、抽出するとともに、従来定性的にしか議論されていなかったこれらの要因について、定量的に計測する方法の開発を行った。 車いす走行において、これまで考慮されていなかった縦断勾配の影響について、本研究では、車いすの速度、障害物を避けるときの軌跡、回転角の変化等から、その限界勾配と勾配長について検討した。その結果縦断勾配は最大5%、勾配長は最大20mが限界であることを明らかにすることができた。 また地理情報システムを利用してバリアフリー度を視覚的に評価する方法については、任意の歩行区間の情報として、縦断勾配や横断勾配、歩道の有無、段差の高さ、交通規制などの属性をデータとして取り込む方法について、さらに要因を説明変数とした交通負担モデルの結果を地図上の等高線として表現する方法を開発した。
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