研究課題
1. 国内の鉄道輸送状況調査:川崎市内の川崎臨海鉄道(株)浮島線末広町駅において現地調査を行い、廃棄物の鉄道輸送状況及びトラックへの積み替え方式の現状把握を行った。その結果、鉄道輸送の経済性、積み替え効率等が明らかになった。2. 廃棄物輸送の広域化の現状調査:大阪湾フェニックス計画(大規模海面処分場)の現地調査を行い、廃棄物搬入量 処分量等の現状と問題点等を調査した。その結果大規模海面処分場が災害時等の廃棄物の受け入れ先としてうまく機能したことが明らかになった。3. 大規模海面処分場が環境に与える影響の調査:埋め立て地の土地利用変化による微気象の解析を行うためのモデル化を行い、いくつかのケースについて解析することを試み、モデルの妥当性について調べた。すなわち埋め立て地および周辺部分の微気象を同時に解析し、その影響を複雑地形や土地利用変化が急変する場に関して検討した。4. 廃棄物処理における広域化の動向調査:地理情報システム(GIS)を利用して廃棄物処理の広域処理の優位性について検討するための先行研究の調査及び、基礎的なシステムのあり方について検討を行った。5. 海外の広域輸送状況調査:オランダで広域輸送を行っている廃棄物処理会社(VAM)について資料収集と調査とを行い、わが国の鉄道輸送の現状と比較した。
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