研究課題/領域番号 |
10650602
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤井 明 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (20126155)
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研究分担者 |
今井 公太郎 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20262123)
郷田 桃代 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50242128)
及川 清昭 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (00168840)
曲渕 英邦 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60219293)
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キーワード | コンピュータネットワーク / 集落 / データベース |
研究概要 |
本年度は、世界の伝統的な集落について、標準的なデータベースの作成を試みた。具体的な手順は以下のとおりである。 l) 資料の整理・収集 これまでに実施された集落調査のカラースライド、図面、地図をスライドスキャナとイメージスキャナによってハードディスクに記録した。同時に、関連文献などのドキュメントや、各集落の分析で得られた結果の数値データなども併せて入力した。また、ビデオ撮影されたデータについて、各カットごとにインデックスシグナルを打ち込み、カットナンバーと内容の対応表をディスクに記録するための下準備を行った。 2) データベースの作成 検索に必要となる項目をピックアップし、それぞれについてキーワード検索、ソーティング表示が高速に行えるようなデータベースの作成を試みた。現段階では、モニター上に画像情報を表示するだけでなく、地図やドキュメントを同時に表示したり、ビデオテープのダビングやスライドのカラーハードコピーが可能なシステムを考案中である。 また、幾何学的手法を適用するために必要な数値(住居間の距離、住居を構成する部屋の面積)ついて、画面に表示された画像からマウスを用いて直接ファイルに落とすことができる簡易な積算プログラムを作成した。これは、いずれデータベースに組み込まれる予定である。 さらに、集落における様々な指標に従って、データベースの分類・ソーティングを行うために、当研究室で展開してきたグラフ理論による集落の複雑さの計量などの分析指標を整理した。
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