ケルン大聖堂の石造天井について以下の角度から検討した。 1. 約10分の1の模型を制作し、復曲面の形状について考察した。 この成果は、平成10年8月の日本建築学会九州大会に発表した。 2. カテナリー・アーチによる復曲面形状の検討を行った。 これについても約10分の1の模型(逆さ摸型)を製作し、鎖によるカテナリー・アーチの形状と比較検討した。これは昨年10月のカレッジ・プラザに出品。また、考察内容については、本学紀要第34巻に「ケルン大聖堂のリブ・ヴォールトの復曲面形状と考察について(1)」(pp.161-166)に発表 3. 12月にはケルン大聖堂の石造天井と全般的な歴史や技術についてドイツ・アーヘン工科大学よりシュミット教授を招き、講演、講義、討論会を催し、そのときの成果は平成11年度建築学会大会にて発表予定。
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