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1999 年度 研究成果報告書概要

セルラーゼ・ヘミセルラーゼにおける基質吸着ドメインの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10650779
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物・生体工学
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

岡田 博文  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (70233343)

研究分担者 野川 優洋  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (10283037)
森川 康  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (50239638)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
キーワードセルラーゼ / エンドグルカナーゼ / セロビオハイドロラーゼ / セルロース吸着ドメイン / アラビノフラノシダーゼ / キシライン吸着ドメイン / Trichoderma reesei / Schizosaccharomyces pombe
研究概要

1.Trichoderma reeseiエンドグルカナーゼ(EG)III及びアラビノフラノシダーゼ(AF)のSchizosaccharomyces pombeにおける分泌発現量の改良
EG IIIにセルロース吸着ドメイン(CBD)を付加したキメラ酵素の構築及びAFのC末端側に存在すると想定されるキシラン吸着ドメイン(XBD)の解析のためEG III及びAFの公募S.pombeでの発現系の改良を行った。EG IIIのシグナルペプチドをS.pombeで分泌量が多かった他のセルラーゼ・キシラナーゼのものと置換したところCBH IIのものと置換しS.pombeで分泌させたところ分泌量が約100倍増加した。
2.EG IIIへのセルロース吸着ドメイン(CBD)付加の効果
T.reeseiのセルラーゼのうち、唯一CBDがなく触媒領域のみからなるEG IIIに他のセルラーゼの持つCBDを付加し、分解能力の差を見ることでCBDのセルロース分解における役割を明らかにすることを目的として研究を行った。
T.reeseiCBH IIのCBDをEG IIIのN末端側に、CBH IのCBDをC末端側に付加したキメラ遺伝子を構築し、これらをCBH IIシグナルペプチドを用いてS.pombeを宿主として分泌発現させた。いずれのキメラEG IIIも過剰糖付加が原因と思われる分子量の増加がみられたが比活性はCBD付加前後で変わらず、セルロースへの吸着実験によりキメラ酵素のCBDが機能していることが判明した。CBDを付加したEG IIIはBMCC(bacterial microcrystalline cellulose)に対する活性及び結晶性セルロース分解時のCBHとの相乗作用に上昇がみられた。

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公開日: 2001-10-23  

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