• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

反応活性種の分子認識:光不斉アミノ化反応

研究課題

研究課題/領域番号 10650837
研究機関宮崎大学

研究代表者

保田 昌秀  宮崎大学, 工学部, 教授 (00174516)

研究分担者 白上 努  宮崎大学, 工学部, 助教授 (60235744)
キーワードレドックス光増感反応 / アミノ化反応 / ジアルコキシビナフトール類 / アリールシクロプロパン / ベンゾシクロアルケン / ベンジリデン酒石酸エステル
研究概要

平成12年度には下記の点を明らかにした。
(1)水中シクロデキストリン存在下でメトキシ置換ベンジリデン酒石酸エステルの(+)-体および(-)-体の蛍光スペクトルを測定した。その結果、シクロデキストリンの濃度が高まるに従って、蛍光強度が増加することを見い出した。また、メトキシ基の置換位置の違いによってその増加の割合が(+)-体と(-)-体では異なることを見い出した。これは今までに報告の少ない励起状態での不斉認識であると思われる。
(2)近紫外領域に吸収を持たないアリールシクロプロパン、ベンゾシクロアルケン、およびクワドリシクランの光アミノ化反応を実現するために、ビフェニル誘導体およびジアルコキシビナフタレン類を増感剤として用いるレドックス光増感反応の適用を検討した。その結果、従来から問題になっていたアンモニアとの反応による増感剤の消費は抑制され、光アミノ化反応が効率よく進行することが明らかになった。

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi