1. 有限要素法による弾塑性解析の実用化 研究の初年度に際し、汎用有限要素法解析ソフトとしてANSYSを、ハードウエアとしてDEC Personal Workstationをそれぞれ導入した。これを使って熱弾塑性解析(伝熱解析と構造解析の連成)手法を確立すると同時に、接触解析を含んだ構造非線形解析手法を確立した。前者の適用例として、鋼板の隅肉溶接によって生じる収縮や角変形を求める解析を行った。また、後者の例として、この角変形を冷間プレスによって矯正するための必要な加圧力を求める解析を行った。 2. ディジタルカメラによるブロック形状計測 市販のディジタルカメラ(150万画素)を使って船殻ブロックを撮影し、この形状(座標値)を求めるシステムを構築した。
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