(1)溶接変形シミュレーション 汎用の熱弾塑性FEM解析ソフトANSYSおよびこれを動かすEWSを導入し、溶接による変形・残留応力をシミュレーションする手法を確立した。 (2)歪取りシミュレーション 非線形有限要素法による歪み取りの解析を行い(ANSYSを使用)、線状および点状加熱による変形量を求める手順を確立した。また、冷間プレスによるひずみ矯正解析を行い、矯正に必要な力量を求めた。 (3)高精度計測法の実用化 市販ディジタルカメラを使って船殻ブロックの形状計測を行い、解析ソフトで3次元形状を求め、計測精度を確認した。実用精度を得るには更なる改良が必要であることが分かった。 (4)組立シミュレーション ニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズムなどのAI手法を応用して、ブロック搭載の最適化シミュレーションを行うプログラムを開発した。また、有限要素解析法を使って、船体ブロック搭載時の変形量を求める手法を検討した。 (5)人体モデルによる作業性シミュレーション シミュレーションソフトJACKを導入し、現場の作業者をコンピュータ上でモデル化して(ヒューマンモデル)、組立作業時の身体負荷をシミュレートした。
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