• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

イネ根の伸長性に関わる遺伝的プログラムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 10660008
研究機関香川大学

研究代表者

一井 眞比古  香川大学, 農学部, 教授 (50036076)

キーワードイネ / 根 / 伸長性 / DNA / Oryza sativa / RFLP
研究概要

植物の根の伸長は,花の分化や発達と同様,定められた遺伝的プログラムによって制御されていると思われるが、その遺伝的制御機構はほとんど明かにされていない.筆者らは,世界で最も重要な作物のひとつであり,また単子葉植物のモデル食物としても注目されているイネに着目し,M_2幼植物集団から選抜した根の伸長性に関する多様な突然変異体を活用してイネの根の伸長性に関わる遺伝的プログラムを解明しようとする.
われわれの研究室で新たに作出した短根突然変異体の特性解析及びそれら短根突然変異体と既存短根遺伝子との対立性検定などを行った.新たに作出した短根突然変異体幼植物における茎葉や根の生長及び形態を野生型と比較したところ,一部の系統は既存突然変異系統と大いに異なっていたが,その他の系統は既存突然変異系統と極めてよく似ていた.また,新たに作出した短根突然変異体と野生型とのF1及びF2幼植物の観察から,いずれの変異も単因子劣性遺伝子に起因すると考えられた.さらに,既存短根遺伝子との対立性検定との対立性検定を行ったところ,複数の新たな短根遺伝子が同定された.そこで,それらの短根遺伝子の坐乗染色体の決定やRFLP分析に供するため,短根突然変異系統とトリソミックスやインディカ品種カサラスとの交配を行い,雑種植物の養成に努めた.

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi