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2000 年度 実績報告書

イネ根の伸長性に関わる遺伝的プログラムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 10660008
研究機関香川大学

研究代表者

一井 眞比古  香川大学, 農学部, 教授 (50036076)

キーワードイネ / 根 / 伸長性 / DNA / Oryza sativa / RFLP
研究概要

植物の根の伸長は,花の分化や発達と同様,定められた遺伝的プログラムによって制御されていると思われるが,その遺伝的制御機構はほとんど明らかにされていない.筆者らは,世界で最も重要な作物のひとつであり,また単子葉植物のモデル植物としても注目されているイネに着目し,M_2幼植物集団から選抜した根の伸長性に関する多様な突然変異体を活用してイネの根の伸長性に関わる遺伝的プログラムを解明しようとする.
われわれの研究室で新たに作出した4短根突然変異体(srt5,srt6,srt7,srt8)の特性解析及びそれら短根突然変異体と既存短根遺伝子との対立性検定などを行った.突然変異系統srt5,srt6,srt7及びsrt8の種子根長は野生型オオチカラ種子根長のそれぞれ5%,60%,50%及び70%であり,また既存遺伝子との対立性検定の結果,いずれの遺伝子も既存遺伝子と異なっていた.種子根皮層細胞長を調べたところ,いずれの突然変異系統の皮層細胞長も野生型より顕著に短く,これら突然変異系統における短根性が細胞の短小化に起因することを示唆した.トリソミック分析の結果,srt5は第2染色体に座乗していると推定された.今後,短根突然変異系統とインディカ品種カサラスとの雑種集団を用いてRFLP分析を行い,上記短根遺伝子の物理地図の作成に努める.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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