研究概要 |
胃癌症例および対照群を用いてこれらの症例の血清ペプシノーゲン(PG)I、II、I/II比、血、胃ガストリン及び、これらのヘリコバクターピロリ抗体の疫学的特徴を明らかにすると共に、これらのパラメータを複数組み合わせて胃癌のスクリーニング方法を確立することを目的として本研究を行なっている。 胃癌症例の収集は、大分医科大学及び関連協力病院に胃癌で入院した150例の患者を症例群とした。対照群は大分県S町(人口約10,000人)の40歳以上の住民基本検診受診者、約4,000名より検診時の問診において上部消化管疾患羅患者及び手術既往者を除外した群より患者群の1症例について、10例の健常者を性及び年齢をマッチング無作為に抽出した。1:10の症例対照研究を行なった。これらの血清PGI、II値、I/II値、血清ガストリン及びヘリコバクターピロリ抗体を測定した。現在これらのコンピュータに入力しデータベース作成中である。興味のある結果が期待できる。
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