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1999 年度 実績報告書

肺内ガス不均等分布測定のための計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10670357
研究機関大分医科大学

研究代表者

青野 裕士  大分医科大学, 医学部, 助教授 (80150936)

研究分担者 斉藤 功  大分医科大学, 医学部, 助手 (90253781)
キーワード健康度指標 / 肺内ガス不均等分布 / コンパートメント / 呼気窒素ガス濃度 / 換気血流比不均等
研究概要

健康余命をのばすことが健康づくりの上で当面の課題となってきた。そのため中高年者の「生活習慣病」、特に循環器疾患発症予防が重要である。この原因としては、食習慣・運動習慣・喫煙・飲酒等の生活習慣が中心となっている。これらの生活習慣に共通しているものは酸素消費であり、これに注目して機能管理をすすめていくことが、課題解決に有効と考えられる。健康度指標として、呼吸機能、特に、ガス交換・輸送機能検査に着目して、肺内の不均等分布の測定装置の開発を行った。ポリグラフに描出する呼気窒素ガス濃度の減衰曲線を、肺に分布する肺胞機能の連続した機能として、肺胞の換気能力を0.005から10.0の間の50個の値と、1個の死腔で代表されるコンパートメントより構成される分布として描出できた。複雑な肺内不均等分布を示す2峰性の分布も再現性を上げられた。これまで、一酸化炭素肺拡散能力検査がガス拡散能力・換気血流比不均等性を代表する呼吸機能検査であったが、高価であり臨床領域で使われることがほとんどであった。今回開発した方法は、測定の手技・解析等が簡便となったため、今後は保健領域等での活用が可能と思われる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 青野裕士: "生活習慣改善によりもたらされる健康の評価"日本衛生学雑誌. 54・1. 265 (1999)

  • [文献書誌] 青野裕士: "技術者の社会的支援の測定についての検討"産業衛生学雑誌. 41・Supp. 165 (1999)

  • [文献書誌] Yokoyama K.: "Calcium disodium ethylenedianinetetraacetate-chelcted ledd as a predictor for subclinical lead neuro to xicoty"Int Arch Occup Euviron Health. 71・3. 459-464 (1998)

  • [文献書誌] Aono H.: "Lipoprotein(a) concentrations in hcalth subjects in the Dominican Republic conparison with japanese"Jpn Heart. J. 40・1. 65-70 (1999)

  • [文献書誌] Saito I.: "Treads in fatal ischemic heart disease in Oita City , Japan"CVD Prevention. 2・3. 150-159 (1999)

  • [文献書誌] 小澤 秀樹: "健康確保のための社会的施策の進展"公衆衛生. (発表予定). (2000)

  • [文献書誌] 国立循環器病センター運営部: "調査研究報告書"国立循環器病センター. 658 (1998)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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