• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

児童を対象とした高脂血症、肥満予防のための教材開発とその評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10670360
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

坂田 清美  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (50225794)

研究分担者 森岡 聖次  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70244754)
キーワード高脂血症 / 肥満 / 児童 / 教材開発 / 介入研究
研究概要

教師用、児童用、家庭用の高脂血症、肥満予防のためのマニュアルの開発のため、JKYB研究会の成果およびCATCHプログラムの教材を参考にして、独自の教材を開発した。教材の基本は、高脂血症、肥満が将来の動脈硬化の発症にどのように関与しているのかを分かりやすく説明し、自ら問題を自覚し自らの問題に取り組めるスキルを身につけることを目的とした。あわせて、保護者の教育も重要であることから、宿題等を通じて保護者の理解を深める工夫をした。動脈硬化はすでに小児期にその初期病変がみられることから、早期から好ましい食品と体によくない食品を見分ける力を付けることが大切であり、脂肪と食塩の両方から積極的に摂った方がよい食品、摂りすぎない方がよい食品、なるべく摂らない方がよい食品に3区分し、選択能力を高める工夫をした。野菜に含まれる食物線維およびビタミンの働きについては独立した項目として解説した。食品の表示について正しく理解し、コマーシャルにも惑わされないスキルを身につけるよう工夫した。運動については、児童の発達の観点から重要なテーマであることから、毎日継続して実施できるよう、体育の授業においては授業時間の50%以上が中等度以上の身体活動となるよう工夫した。また、運動メニューの多様化を図り現場の教師の選択で創意工夫が図れるようにした。児童および保護者を対象として生活習慣と疾病の関連について、調査票により理解度を測定し、教材に活かすこととした。来年度は、教材を活用した効果の評価を実施する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 古田 浩二、他: "和歌山県日高地方における学童・生徒の成人病予防検診について" 全国学校保健・学校医大会大会誌. 28. 96-102 (1997)

  • [文献書誌] 家永 信彦、他: "小児期における空腹時血糖の上昇因子に関する研究" 全国学校保健・学校医大会大会誌. 29. 51-56 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi