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1999 年度 実績報告書

LDLRおよびApo蛋白E遺伝子座位の多型性と致死性血管障害との関連性

研究課題

研究課題/領域番号 10670400
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

原 正昭  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (50129160)

研究分担者 根本 健  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (40267571)
高田 綾  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (30245196)
齋藤 一之  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10215535)
篠塚 達雄  慶応義塾大学, 医学部, 講師 (70095610)
木戸 啓  山梨医科大学, 医学部, 助教授 (60021440)
キーワードLDLR多型 / 加齢 / 心・血管疾患 / 疾患関連性 / common mutation
研究概要

LDLR遺伝子の多型部位と法医領域で遭遇する疾患との関連性について検討を行い、平成10年にはLDLR多型と心・血管疾患による突然死群との疾患関連性について報告した。本年度は、LDLR多型における年齢別の遺伝子頻度を、他のGYPA、HBGG、D7S8、GC多型も加えて比較検討した。
1.351例(0〜91歳)の剖検時に採取した血液および正常対象群として血縁関係のない日本人313名より採血した血液からDNAを抽出し、LDLR、GYPA、HBGG、D7S8、GCの遺伝子型判定を実施した。
2.剖検事例群と正常対象群におけるLDLR遺伝子型分布に有意差は認められなかった。(P=0.8299)。
3.剖検事例群を0〜29歳(n=112)、30〜59歳(n=127)、60〜91歳(n=112)の3群に分け、遺伝子型分布を比較したところ、3群間(P=0.028)および0〜29歳と60〜91歳の2群間(P=0.015)で有意差を認め、高齢者群のLDLR A遺伝子が低頻度の傾向を示した。
4.GYPA、HBGG、D7S8、GC多型では、正常対象群との比較および加齢に伴う遺伝子型分布に有意差は認められなかった。
以上、日本人集団内におけるLDLR多型分布では、加齢に伴う遺伝子頻度に差がみられ、LDLR A遺伝子の近傍に心・血管疾患と関連するcommom mutationが存在している可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 原 正昭、齋藤一之 他: "LDLR多型と心・血管疾患による突然死との関連性―加齢とDNA多型分布―"DNA多型. Vol.7. 258-264 (1999)

  • [文献書誌] Akira KIDO,Rie SUSUKIDA, et al: "AmpliType PM+DQA1Typing on Aged Seminal Stains"犯罪学雑誌. 65・2. 66-69 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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