肝細胞癌におけるセントロメア領域アルファサテライトDNAの構築と機能の変異

1998 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 10670458
• 研究機関: 富山医科薬科大学
• 研究代表者: 小方 則夫 富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (70204063)
• キーワード: 肝癌 / アルファサテライト DNA / B型肝炎ウイルス

研究概要

本年度は染色体特異的アルファサテライトDNAプローブを用い、2年前に肝切除術を受けた患者の肝癌細胞におけるアルファサテライトDNA一次構造の変化を解析した。この結果、ケノミックサザン法によっては顕著な変異は認められなかったが、偶然、B型肝炎ウイルスゲノムが、アルファサテライトDNA内に組こまれており、このウイルスゲノムアミノ酸配列の変異との関連を解析中である。

研究成果

• [文献書誌] Nono Ogata et al.: "Novel patterns of amino acid mutations in the hepatitis B vivas palymerase for association with the virus resistanse to lamivudire." Journal of Medical Virology. in press.
• [文献書誌] 小方 則夫: "肝疾患研究の新しい展開(分担執筆:ウイルス性肝炎における肝発癌機構)" メディカル レビュー社, 248 (1998)