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1999 年度 実績報告書

肝細胞膜上に局在するトランスポーター分子の細胞内移送機構の解析-green fluorescent proteinとの融合蛋白発現系を用いたリアルタイム解析-

研究課題

研究課題/領域番号 10670508
研究機関東海大学

研究代表者

加川 建弘  東海大学, 医学部, 講師 (30245469)

研究分担者 細井 克美  東海大学, 医学部, 助手 (50317814)
西崎 泰弘  東海大学, 医学部, 講師 (80237693)
渡辺 勲史  東海大学, 医学部, 助教授 (90167156)
キーワードp-glycoprotein / hepatocyte / multidrug resistance / green fluorescent protein / intracellular trafficking
研究概要

平成10年度はgreen fluorescent protein(GFP)の3'側にP-glycoprotein(multidrug resistance1,MDR1)を挿入したconstruct(GFP-hMDR1)を作製したが、control同様、細胞内にdiffuseに発現していた。そこで平成11年度はGFPの5'側にMDR1を挿入したconstruct(hMDR1-GFP)を作製した。hMDR-GFP融合蛋白はHeLa細胞のplasma membraneに局在し、共焦点レーザー顕微鏡のZ-seriesでもその局在が確認された。またphotobleaching後、1時間でplasma membraneの蛍光が復帰しておリ、融合蛋白が細胞内で合成され、plasma membraneにtargetingされていることが確認された。HepG2細胞でもplasma membraneへの局在が認められたが、遺伝子導入効率が極めて悪く(0.01%以下)、蛍光強度も低いため十分な観察には不適であった。transfectionを種々の条件で行ったが、遺伝子導入効率の改善は認められなかった。結論として、GFP-hMDR1と異なり、hMDR1-GFPはplasma membraneに局在し、その細胞内移送機序の解明に有用と考えれた。今後はvirusを介したtransfectionなど遺伝子導入法の改善に取り組む予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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