研究課題/領域番号 |
10670550
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研究機関 | 佐賀医科大学 |
研究代表者 |
林 真一郎 佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (50211488)
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研究分担者 |
河島 通博 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (70264174)
青木 洋介 佐賀医科大学, 医学部, 講師 (60222478)
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キーワード | αケモカイン / IL-8 / βケモカイン / エオタキシン / 好酸球 / 敗血症 |
研究概要 |
ケモカインレセプター阻害性ペプチドAc-RRWWCR-NH_2(antileukinate)を用い以下の成果を得た。 1)Antileukinateはエオタキシン刺激によるヒト好酸球からの活性酸素放出を抑制したが、PMA刺激・fMLP刺激による活性酸素放出には影響を及ぼさなかった。 2)卵白アルブミン感作モルモット皮内坑原投写モデルにおいて同時局所投与したantileukinateは局所好酸球性炎症を抑制した。 3)卵白アルブミン感作モルモットにおいて、preliminaryな検討では、事前に心腔内投与したantileukinateが気道抗原投与後の好酸球・好中球の気管支肺胞洗浄液への出現を抑制した。 4)preliminaryな検討では、ウサギ大腸菌lysate吸入モデルで経静脈的に投与したAntileukinateが気管支肺胞洗浄液・肺組織への好中球増加を抑制した。 3)、4)の検討で実験繰り返し数を増して正確な結果を得るためには大容量のantileukinateの合成が必要であった。米国American Peptide社にテキサス州立大学Edmund Miller博士とともに合成を依頼したが、活性の高いpeptideが入手できたのが平成12年2月になったため、現在3)、4)項について繰り返し検討を行っているところである。
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