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1998 年度 実績報告書

Caシグナリング蛋白質発現制御による心不全治療の基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 10670648
研究機関大阪大学

研究代表者

大津 欣也  大阪大学, 医学部, 助手 (20294051)

研究分担者 豊福 利彦  大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
松村 泰志  大阪大学, 医学部・附属病院, 助手 (90252642)
キーワードCaシグナリング / 筋小胞体 / Ca遊離チャネル / カルパイン / 心不全 / 遺伝子発現
研究概要

本研究は心筋の収縮性の規定因子であるCa調節に関連しているCaシグナリシグ蛋白質の遺伝子発現を介した心不全治療の基礎的検討を行うのを目的とする。さらに細胞内Ca濃度の変化が細胞構造に変化を与え心不全の原因になりうるかを検討する。今年度は筋小胞体Ca遊離チャネル遺伝子に焦点を当てた。5'上流領域3kb、心筋特異的発現を規定していると考えられる300BP、72bpのプロモ-タ-領域を各々CAT cDNAの上流に結合し、それらをマウス卵細胞に導入することによりトランスゲニックマウスを作製した。現在発現状態を詳細に検討中である。プロモ-タ-領域だけを含むコンストラクトにおいても種々の臓器に発現が見られるため発現に必要な最小機能は持っていることが推察された。さらにvitroでの検討と同様このプロモ-タ-では組織特異性が規定されないことが明らかとなった。またin vitroの検討により心筋小胞体Ca遊離チャネルを骨格筋に発現させない配列がE-boxであることを同定した。DNAアフィニティカラムでこの配列に結合する蛋白質を単離した。この蛋白質は分子量約3万kDaであった。Caによる心筋細胞細胞骨格破壊の検討を行うためCa依存性プロテア-ゼ(カルパイン)のノックアウトマウスの作製に着手した。まずカルパインのマウスcDNAの単離、塩基配列を行った。アミノ酸レベルでは報告されているヒト、ラットのものと同一であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yabuki M,et al.: "Involvement of NF-Y in transcriptional regulation of the phospholamban gene." Eur.J.Biochem.258. 744-751 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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