研究概要 |
1: 正常人の培養単球を用いて、インスリンのFBPase活性抑制効果について検討した。3日および7日の培養で、各種濃度の薬物(インスリン、Dexamethasone,cyclic-AMP,8-Bromo-cyclic-AMP,Dibutyryl-cyclic-AMP)の添加組み合わにて行った。しかしながら、この様な条件下ではインスリンのFBPase活性抑制効果の判定についての再現が困難と判明した。 2: インスリンのFBPase活性抑制効果を判定する時間に問題がある可能性が考えれれた。FBPaseの転写調節領域にインスリン反応性の塩基配列の存在を想定した。この可能性を検討するために、2.6kbp長のFBPaseの転写調節領域をヒトゲノムDNAライブラリーよりクローニングした。 3: FBPaseの転写調節領域をpTK-Lucに組み込んだレポータージーンを作成した。現在、各種のポストインスリンレセプター情報伝達物質を加えて、レポータージーンによりFBPaseの発現抑制効果を検討中である。
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