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1999 年度 実績報告書

学校心臓検診で診断されるQT延長児のイオンチャンネル異常のマススクリーニング

研究課題

研究課題/領域番号 10670739
研究機関鹿児島大学

研究代表者

野村 裕一  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 講師 (90237884)

研究分担者 西 順一郎  鹿児島大学, 医学部, 助手 (40295241)
河野 幸春  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (70291549)
吉永 正夫  鹿児島大学, 医学部, 助教授 (10145469)
キーワードQT延長 / CFLP / 遺伝子異常
研究概要

QT延長児のイオンチャンネル遺伝子異常は先天性QT延長症候群と同様にヘテロの異常と考えられる。Cleavase fragment length polymorphism(CFLP)により実際にヘテロの遺伝子異常がスクリーニング可能かどうかQT延長症候群の家系で異常のスクリーニングを行った。
1.Polymerase Chain reaction(PCR)イオンチャンネルのSCN5A,HERG,KVLQT1についてデザインした設定の調整及び検討を行い,全遺伝子の解析の条件が均一化するようにした。
2・Cleavase fragment length Polymorphism(CFLP)増幅された遺伝子のPCR産物を精製し,熱変性させ1本鎖DNAとし,自己Hybridizeさせた後Cleavaseを用いて自己Hybridize構造部分を特異的に切断させた。処理後のPCR産物をポリアクリルアミドゲルで電気泳動後イモビロンSメンブレンヘトランスファーし,ケミルミネッセンス反応によりバンドを可視化させ,泳動パターンを検討した。イモビロンSが製造中止でメンブレン変更を余儀なくされ,また,へテロの遺伝子異常であるQT延長児の異常でも検出可能とするための条件設定に難渋したが,QT延長症候群の母子における検討で,KVLQT1の遺伝子のS4部位の変異をスクリーニングすることが可能であった。この異常はシークエンスで1塩基の変異が示唆され(CCGTGG→CCATGG),CCATGGの配列を選択的に切断するN_<co>Iで母子のPCR産物のみが切断されることで確認され,1塩基のヘテロの異常の検出も可能であることが証明された。
3.今後も症例数を拡大して検討を続けて行く。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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