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2000 年度 実績報告書

サイトカインによる造血幹細胞動態の制御と細胞周期に関わる分子機構についての解析

研究課題

研究課題/領域番号 10670744
研究機関横浜市立大学

研究代表者

生田 孝一郎  横浜市立大学, 医学部・附属病院, 講師 (80159590)

キーワード臍帯血 / CD34 / サイトカイン / HPP-CFC
研究概要

サイトカインの組み合わせによる臍帯血造血前駆細胞の増幅
免疫磁気ビーズ法で臍帯血から濃縮単離したCD34陽性細胞をin vitroにおいて,種々のサイトカインを加えて培養することにより,その増殖を検討した.造血前駆細胞の増加はCD34陽性細胞数の測定とともにHPP-CFC(コロニーアッセイで直径0.5mm以上の大型のコロニーを形成できる細胞)数で検討した.用いたサイトカインはG-CSF,GM-CSF,IL-3,Erythropoietin,stem cell factor(SCF),Flt-3ligand(FL),Thrombopoietin(TPO),Interleukin-6(IL-6)の組み合わせを検討した.これまでの検討では,SCF,Flt-3,TPO,Il-6の組み合わせが最も効率よく前駆細胞を増加させた.Il-3の添加は抑制的に働いた.これらのサイトカインの組み合わせで,培養後72時間まではCD34陽性細胞を分化させることなく,増加させることが可能であった.72時間以降はCD34陽性細胞は急速に分化を始め,100時間では約半数の細胞がCD34陰性細胞となった.またHPP-CFC数も72時間で最高に達し,以後減少した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Toyoda Y,Ikuta K, et al.: "Six Months of Maintenance Chemotherapy Following Intensified Trearment for Acute Lymphoblastic Leukemia of Childhood.J Clin Oncol 18:1508-1516,2000"J.Clin.Oncol.. 18. 1508-1516 (2000)

  • [文献書誌] Imashuku S,Ikuta K, et al.: "Hemophagocytosis by leukemic blasts in 7 acute myeloid leukemia cases with t(16;21)(p11;q22)."Cancer. 88. 1970-1975 (2000)

  • [文献書誌] Ohnuma K,Ikuta K, et al.: "The Influence of HLA Genotryping Comparibility on Clinical Outcome after Cord Blood Transplantation from Unrelaterd Donors."J Hematotherapy & Stem Cell Research. 9. 541-550 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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