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1999 年度 実績報告書

ヒト心筋ATP感受性Kチャネルの生理学的・薬理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10670767
研究機関日本医科大学

研究代表者

勝部 康弘  日本医科大学, 医学部, 助手 (20246523)

キーワードヒト心筋細胞 / ATP感受性Kチャネル / パッチクランプ法 / PDE抑制 / levosimendan
研究概要

新しく開発されたカルシウム感受性増強薬であるlevosimendanを用いて研究を行い,ATP感受性K電流をパッチクランプ法を用いて検討してきた.LevosimendanにはATP感受性Kチャネル開口作用の他に細胞膜イオンチャネルに対してはフォスフォジエステラーゼ(PDE)抑制作用によりCa^<2+>電流増強作用を有していると言われているのでこの点に関しても検討を加えてみた.
結果:
1.LevosimendanはATP感受性Kチャネル開口作用のみならずPDE抑制作用を介してCa^<2+>電流を増加させた.
2.Ca^<2+>電流増加作用は濃度依存的で,EC_<50>値は56nMと極めて低値であった.
3.Ca^<2+>電流の最大増加率はコントロール値の134%であった.
発表した学会:
1.第15回日本心電学会(平成10年10月1-2日,鹿児島)
2.第35回日本小児循環器学会(平成11年7月7日-9日,福岡)
3.XXIst Congress of the European Society of Cardiology(1999,8/28-9/1,Barcelona,Spain)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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