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1999 年度 実績報告書

医学教育におけるCT,及び,MRIによる統合型三次元画像の有用性 -Virtual Realityを用いた新たな三次元画像診断-

研究課題

研究課題/領域番号 10670867
研究機関自治医科大学

研究代表者

小林 泰之  自治医科大学, 医学部, 助教授 (40285804)

研究分担者 田中 修  自治医科大学, 医学部, 助教授 (60171740)
キーワード三次元画像診断 / ヘリカルCT / 高速MRI / ボリュームデータ / バーチャルリアリティ / Virtual Endoscopy / シミュレーション
研究概要

ハードウェア、コンピューターグラフィックス、バーチャルリアリティ技術の進歩により、ヘリカルCTや高速MRIデータを用いた三次元画像が、医学教育、内視鏡や手術シミュレーションとして、臨床的に有用なツールとなっている。平成10年、ワークステーション、及び、K.G.T.社製三次元画像システムINTAGEを購入し、当センターのCT,MRIとネットワーク接続し、臨床応用を開始した。さらに、平成11年度8月よりマルチスライスヘリカルCT;東芝社製Aquilionが寡動し、きわめて高分解能のボリュームデータが容易に収集可能である。Full-Scale Volume Renderingでは、三次元画像の著明な高画質化を可能とし、非常にリアリティある画像が構成可能である。このため、シミュレーションにおいて多彩な表現方法が可能となる。特に、肝臓腫瘍の術前評価(腫瘍と門脈、肝静脈の関係)、大動脈疾患(範囲,大きさなど)では、適切な術前評価が可能である。また、Perspective Renderingを用いたVirtual Endoscopyでは、Virtual Bronchoscopy,Virtual Colonoscopy,Virtual Angioscopyなどが可能で、特に、Virtual Bronchoscopyは、気管枝鏡やTBLBのシミュレーションとして臨床的にきわめて有用である。さらに、マルチスライスヘリカルCTによる高分解能ボリュームデータを用いた場合には、7-8次分枝レベルのVirtual Bronchoscopyも可能である。現在では、画質、操作系、画像構成時間など、ルーチン検査として行うには、未だ、問題点が多く残っている。本年3-4月中に、Volume Renderingがさらに高速化し、リアルタイム化が予定され、臨床的有用性の向上が期待される。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小林 泰之: "三次元画像の臨床応用の手引き-大血管-"臨床画像. 15・9. 1082-1092 (1999)

  • [文献書誌] 小林 泰之: "血管疾患における最新三次元画像-マルチスライスCT時代を迎えて-"新医療. 10. 82-85 (1999)

  • [文献書誌] 小林泰之: "実践三次元画像診断(医療科学社)"大血管病変を中心に-レンダリング技術の変遷とマルチスライスヘリカルCT登場のインパクト-. 47-54 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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