研究課題/領域番号 |
10670872
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
日下部 きよ子 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (80075473)
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研究分担者 |
小原 孝男 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (70090488)
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キーワード | Dosimetry / Radioisotope therapy / Functioning mass volume / Graves disease / Thyroid cancer |
研究概要 |
研究実績の概要 1、 基礎的検討;SPECTによる甲状腺重量の評価法の精度管理 既知量の放射性アイソトープ(Tc-99m pertechnetateまたはI-131)を注入した種々の体積の甲状腺ファントームを用い、SPECTにより算出されたボクセル数と体積の実際値を比較した結果、充分な収集時間を得て計算値のばらつきを小さくし、また体積計算には前処理フィルタのcut off周波数が影響を与えるので、収集マトリックスに応じた最適値を選ぶ等の留意を要することが判明し、補正値が決定された。 2、 臨床的検討;放射性アイソトープ法と超音波測定法による甲状腺重量の比較(n=35)超音波により測定した甲状腺重量は16.4〜74.7グラム(平均32.1±13.0)と、Tc-99m pertechnetateを用いたアイソトープ法の12.9〜82.7グラム(平均32.9±15.5)に比し小さく算出されたが、両者の間には有意な相関(y=0.65x±9.84 r=0.792)が見られた。
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