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1999 年度 実績報告書

精神分裂病の器質的機能的構造の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10670924
研究機関関西医科大学

研究代表者

木下 利彦  関西医科大学, 医学部, 教授 (20186290)

研究分担者 齊藤 朱実  関西医科大学, 医学部, 助手 (20215528)
柳生 隆視  関西医科大学, 医学部, 講師 (10239733)
磯谷 俊明  関西医科大学, 医学部, 講師 (10223059)
齊藤 直巳  関西医科大学, 医学部, 助手 (20257926)
キーワードSchizophrenia / positive symptom / negative symptom / EEG / spatial analysis / Haloperidol / MRI-CT / SPECT
研究概要

10年度同様 患者データ及び対照とする健常者データの収集を行なった。
(1)対象患者スクリーニングとデータの収集:対象患者のスクリーニングは、研究代表者の木下が行っている。研究対象者は、世界保健機構の定める国際疾病分類(ICD-10)により「精神分裂病」(F2)に分類される患者の中で、薬物あるいは電撃療法などの治療歴のない15歳以上60歳以下の者(未治療群)とし、関西医科大学精神神経科を受診した患者の中から10名を選定した。スクリーニングにあたっては、詳細な病歴・家族歴を参考に、精神科的診察を行うとともに、身体的および神経学的診察、血液学的・血液生化学的検査、MRI-CT、99Tc-HM-PAO静注後のSPECT(斎藤朱美)を施行した。
脳波記録については、研究分担者である柳生と斎藤直が行い、国際10/20法に基づき頭皮上19部位(Fp1,Fp2,F3,F4,C3,C4,P3,P4,O1,O2,F7,F8,T3,T4,T5,T6,Fz,Cz,Pz)よりA1+A2を基準電極として(後にaverage referenceに変換)記録し、BioLogic社のCEEGRAPHおよびSONY DATレコーダーを用い、デジタル化した脳波データを光磁気ディスクに保存している。臨床データについては、脳波記録と同じ日に木下および研究分担者2名(磯谷、斎藤朱)のうちの1名が診察を行い、評価スケールPANSS(Positive and Negative Syndrome Scale)を用いて数量化している。未治療群で対象患者となり治療が開始、継続されたものについては、縦断的な解析を行うために、1週間後・1ヶ月後・3ヶ月以降3ヶ月毎に、脳波データおよび臨床データを収集している。薬物治療群については、3ヶ月毎に、脳波データおよび臨床データを収集している。全データの保存・管理は斎藤朱が行っている。
(2)対象健常者のスクリーニングとデータの収集:対象患者と性別・年齢分布が類似するように選定した健常者10名を対象に、脳波(柳生)、MRI-CT(斎藤直)、99Tc-HM-PAO静注後のSPECT(斎藤朱)を施行した。
(3)データ解析は現時点では行っていない。今後行う予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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