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1999 年度 研究成果報告書概要

腎上皮Ca輸送に関わるチャネルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671002
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

鈴木 誠  自治医科大学, 医学部, 助教授 (10196868)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
キーワードイオンチャネル / Ca / Na
研究概要

上皮におけるCa channel分子を明らかにするために、ショウジョウ蠅のTRP/TRPLを参考にホモロジークローニングを行い(1)Trp3SV,(2)SIC,(3)VR2,VRL,VRL-B,(4)rECaC,mCaT,(5)Trp9,10などと名づけたクローンを単離した。
(2)については前回までに報告した。(1)は細胞内Caと脱分極によって活性化されるCatoin channelであることがわかった。脳、心に分布しているようで、ユニークな性格を有している。現在論文を執筆中である。(4)については、他施設より、先に報告されたが、ともにげっし類でクローニングし比較検討できたのは我々が初めてで、腎臓と12指腸に発現しているCation channelであることがわかった。特にECaCはビタミンDによって転写活性が上がることが知られており、腎上皮Ca輸送にもっとも重要なチャネルであった。CaTも腎臓にあり、おのおの尿細管の発現部位が異なっていた。ともにCa/Naが20以上でCaに選択性の高いチャネルで機能的には似た性質を持っていた。細胞内Caによって負の調節を受けており、血清のCaからCa-sensing receptorを介して、機能調節されていることが想像できる。本研究ではこの電気的性質を明らかにしたところで、現在論文を執筆中である。さらに抗体を作って、発現調節について、検討している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] H. Suzuki et al: "Cloning of a stretch-inhibitable nonselective cation channel"The J. Biol. Chem.. 247(10). 6330-6335 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T. Miyosh et al: "Expression of an mNSC1 in mammalian cells"Biochem. Biophys Res. Comm.. 265(1). 13-17 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Suzuki,M., Satoh,J., Kutsuwada,K., Ohki,G., Imai,M.: "Cloning of a stretch-inhibitable nonselective cation channel."The J. Biol. Chem.. 247(10). 6330-6333 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Miyoshi,T., Ooki G., Murata,M., Hayakawa,H., Tomita, K., Imai,M., Suzuki,M.: "Expression of an mNSC1 in mammalian cells."Biochem. Biophys Res. Comm.. 265(1). 13-17 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2001-10-23  

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