研究課題/領域番号 |
10671022
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
高橋 明雄 岩手医科大学, 医学部, 講師 (70163235)
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研究分担者 |
佐々木 美香 岩手医科大学, 医学部, 助手 (20306012)
千田 勝一 岩手医科大学, 医学部, 教授 (30108930)
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キーワード | 肺サーファクタント / 肺表面活性物質 / 表面張力計 |
研究概要 |
前年度に於ける計測機器の問題点を改良し、動作確認をして製作を完了した。 1.製作機器全体 角槽及び円形槽の計測に用いる温度・ヒーター・駆動を計測装置内に組込み、同一装置内で各槽切替スイッチにより測定可能とした。改良後動作確認を行い、計測装置の性能及び計測データの確認をした。 2.機器(ハード)製作 駆動部では駆動系の部品(モーター・ギア)の変更を行い、低速域での長時間動作の設定を可能にした。また、スターラーの制御を可能にし、動作確認をした。環境部では器内温度及湿度、検体温度の検知に白金膜センサーを用い、槽内に於ける温度制御を可能にした。 3.アプリケーションソフト製作 機器装置の改変に対応し、制御画面の構成・流れ及び制御データの保存管理の変更処理及び製作をした。 4.まとめ 本研究により、高度の機能を備えた新型ウィルヘルミー型表面張力計を試作できた。具体的には、液体表面の圧縮率、器内温度、湿度が設定可能で、表面拡散、動的表面張力・面積曲線に加えて、従来測定できなかった表面吸着の測定も可能にした。さらに、コンピューターによる測定条件のプログラム、データの保存、解析、目的に応じたプリントアウトが可能となり、肺サーファクタントの表面張力に関連した物理的特性を総合的に評価できるようになった。
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