研究概要 |
1、内皮型一酸化窒素合成酸素(ecNOS)遺伝子に関し、本態性高血圧症(EH)患者と健常者を比較し、イントロン4に存在するタンデムリピートがEHと有意な関連を持つ事を認めた(Am J Hypertens 1998;11:125)。また、ecNOS遺伝子の心血管疾患における役割について報告した(Curr Opin Nephrol Hypertens 1999:8:83)。 2、プロスタサイクリン合成酵素遺伝子に新たにマイクロサテライトを発見し、EHとの関連調査を行ったが、有意な関連は認めなかった(Recent Advances in Prostaglandin Thromboxane Leukotriene Reseach 1998;127)。 3、ヒトA型ナトリウム利尿ペプチドレセプター(hNPRA)の遺伝子構造をLong PCR法を用いて決定した。(Biochem Biophy Res Commun 1998:246:736)。 4、ヒトB型ナトリウム利尿ペプチドレセプター(hNPRB)の遺伝子構造をhNPRAと同じ方法を用いて、また5'上流領域をThermal Asymmetric Interlaced(TAIL)-PCR法にて決定した。さらに、イントロン2にマイクロサテライトを発見し、この多型がEHと関連することを認めた(Cir Res, 1999;84:605)。 5、アデノシンA2aレセプター遺伝子多型についての検討では、本遺伝子はEHと関連しないことが明らかとなった(Am J Hypertens 1999;11:1492)。 6、hNPRAの5'上流約300bp上流にマイクロサテライトを発見し、関連調査を行ったが、この多型とEHに有意な関連は認めなかった(Am J Hypertens 1999:12;1144)
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