• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

アポEアイソフォームのマクロファージ泡沫化・脱泡沫化に対する効果の相違の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10671058
研究機関東京大学

研究代表者

塚本 和久  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (20251233)

研究分担者 橋本 佳明  東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (40172879)
キーワードアポ蛋白E / アイソフォーム / マクロファージ / 泡沫化
研究概要

本研究の最終目標はヒトの末梢血単球由来マクロファージを用いての検討であるが、その準備研究として、マクロファージ系細胞株でありアポ蛋白Eを産生しないJ-774-1・J-774A1細胞を用いた検討を現在行っている。まずLacZウイルスを用いてMOI(multiplicity of infection)の検討を行った。J-774A1細胞にては10000particles/cellにて約40%の細胞にアデノウイルスが感染することを確認した。その際、10ng/mLのMCSF添加の有無により感染効率に相違が生じるか否かを検討したが、相違は認められなかった。また、J-774-1細胞への感染効率は、J-774A1細胞と比較して悪いことが判明した。一方、アポEウイルスを感染させて蛋白を作らせてマクロファージあるいはマクロファージ系細胞と共培養する予定であるHeLa細胞には、1000particles/cellにて、ほぼ100%の感染が得られることを確認した。
アポEアイソフォームウイルスに関しては、大量精製を行ったのち、HeLa細胞およびJ-774-A1細胞に感染させて、各ウイルスが各アイソフォームを発現することを確認したが、アポE3ウイルスにおいてワイルドタイプのアデノウイルスの混入を認めたため、現在アポE3ウィルスを再度精製中である。
マクロファージ泡沫化に関しては、アセチルLDLを用いて泡沫化誘導検討を行ってきたが、上記の通りマクロファージ系細胞にはウイルスは100%の細胞に感染しないため、現在RIを用いた方法の検討を開始している。

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi