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1998 年度 実績報告書

日本インスリン非依存型糖尿病の予知・予防を目的とした発症遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10671084
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

岩崎 直子  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70203370)

研究分担者 淡路 健雄  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (60297546)
尾形 真規子  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10233404)
キーワード罹患同胞対法 / 疾患感受性遺伝子座位 / NIDDM / MODY / BETA2 / NEUROD1 / NKX2,2 / 1PF-1 / MODY4 / MODY5 / HNF-1β
研究概要

罹患同胞対法を用いたNIDDMの疾患感受性遺伝子座位の検討にに関しては、シカゴ大学との従来からの共同研究により約300組について検討中であったが、現時点でタイピングはほぼ完了した。現在結果を解析中であり、間もなく最終的な結論が得られる予定である。日本人NIDDMでは、メキシコ系アメリカ人で報告されたNIDDM1と、北欧で連鎖が示されたNIDDM2ともに連鎖は認められていないことより、NIDDMの遺伝背景には人種差が存在することが示唆され、改めて日本人独自の解析の重要性が再認識された。
MODYの原因遺伝子の解析に関しては、BETA2/NeuroD1(NEUROD1)、Nkx2.2(NKX2B)、IPF-1/MODY4の変異は我々の対象としたMODYのパネルでは見出されなかった。これまでに同定されたMODY3/HNF-1α症例12例,MODYl/HNF-4α症例4例,MODYN5/HNF-1β症例3例間においては、測定した肝細胞特異的に合成分泌される蛋白に明らかな差は認められず、いずれも正常範囲を示した。ただし、MODY5/HNF-1β症例では、腎機能の障害が存在し、さらに肝機能にも原因不明の異常が認められた。糖尿病診断時年齢は平均20歳であるが、学校検尿を契機に糖尿病を診断されている例が少なくなく、肥満を認めないこと、インスリン治療例が多いことなどが特徴として上げられる事などを報告した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] N.Iwasaki: "Liver and kidney function in Japanese patients with maturity onset diabetes of the young." Diabetes Care. 21・12. 2144-2148 (1998)

  • [文献書誌] H.Furuta,: "β-cell transcription factors and diabetse.Mutations in the coding lesion of the BETA2/NeuroD1(NEUROD1)and Nkx2.2(NKX2B)genes are not a ssociatetd with maturity-onset diabetes of the young in Japanese." Diabetes. 47・8. 1356-1358 (1998)

  • [文献書誌] M.Hara: "Mutations in the coding lesion of the insulin promoter factor-I gene are not a common cause of maturity onset diabetes of the young in Japanese subjects." Diabetes. 47・5. 845-846 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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