研究概要 |
大学付属病院において切除された転移性肝腫瘍組織の正常部分をコラゲナーゼで還流し肝細胞を単離した.3例を施行し切除肝の重量は150g,220g,120gでそれぞれから単離された肝細胞数5x10^9,1x10^<10>,1x10^9,細胞生存率は81%,93%,62%であった.採取した肝細胞を2%fetal calf serum添加Dulbecco's modfied Eaglemediumを用いて一週間培養した. Hollow fiber中にこれらの肝細胞を充填したが,分離肝細胞数が少なく目標とする正常肝細胞数の1/20には達していない.ヒト不死化肝細胞を培養増殖させHollow fiber中に充填する実験を4月に予定している.急性虚血性肝不全ブタの作成はHollow fiber中の細胞の生存がin Vitroで確認された後に開始する予定である.
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