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1999 年度 実績報告書

異種移植臓器に対するNK細胞活性の遺伝子工学的抑制方法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10671258
研究機関大阪大学

研究代表者

宮川 周士  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90273648)

研究分担者 岡部 勝  大阪大学, 遺伝情報実験施設, 教授 (30089875)
キーワードNK細胞 / ブタ血管内皮 / HLA-G / β2ミクログロブリン / 細胞障害活性
研究概要

HLA-Gが異種であるブタの血管内皮細胞に発現させ、ヒトNKcellを抑制することを、H10年度に報告した。引き続き、HLA-Eについて、同様な実験をおこなった。また、糖転移酵素により 1) ヒトHLA-EのcDNAをヒトじゅうもう細胞よりRT-PCR法によりクローニングした。これらを動物細胞発現ベクターpCAGGS(brta-actin promoter)に組み込んだ。 HLA-Eはシグナルペプチドを他のHLAのものを利用して発現することがしられているいため、 HLA-EのそれをHLA-Gで置き換えたもの(HLA-GE)も合成し、同じくpCAGGSに組み込んだ。
CHO細胞でのこれらの一過性の発現は、 HLA-Eそのものでは殆ど発現をみないのに対して、 HLA-GEでははっきりと発現した。
次に、このHLA-GEをブタ血管内皮細胞(MYP30)へlipid法により遺伝子導入し、安定形質発現細胞株を数クローン得ることに成功した。
これらのクローンは、ヒトのNK細胞による細胞傷害試験を行った結果、はっきりとNK細胞によるブタ血管内皮細胞の攻撃を抑制した。
2) 次に、 糖転移酵素 α1,2FT、α2,3ST、α2,6 ST、GnT-III。
これらの高発現のクローンを樹立する。これにヒトのNK細胞を反応させてA.のごとくさまざまな細胞障害活性を調べ、コントロールのブタの血管内皮に対する反応との差を検討する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Matsunami,S.Miyagawa et al.: "The regulation of natural tiller-mediated swine endothelial cell lysis by HLA-G(G1 and G3)"Transplantation Proceedings. (in press).

  • [文献書誌] K.Matsunami,S.Miyagawa et al.: "The protection against natural killer-mediated swine endothelial all lysis by HLA-G(G1 and G3) and HLA-E"Transplantation Proceedings. (in press).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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