研究課題/領域番号 |
10671326
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
糟谷 英俊 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50169455)
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研究分担者 |
藍原 康雄 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50287372)
川島 明次 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70287374)
笹原 篤 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40287371)
恩田 英明 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (60185692)
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キーワード | 脳血管攣縮 / くも膜下出血 / 遺伝子治療 / ベクター |
研究概要 |
平成10年度は正常犬における脳血管への遺伝子導入(ベクターの選定)の基礎的研究をおこなった。これまでの脳血管への遺伝子導入報告を基にカチオニックリポソームの投与量を定め、ビオチンで活性化されたカチオニックリポソームをイヌ大槽に注入し、15分頭部を30度下げ、6時間後、12時間後、1日後、2日後に屠殺した。その後開胸し脳血管の潅流固定をおこなった。開頭の後、脳をとりだし保存、FITCアビジンにより、脳血管、脳皮質への取り込みを調べた。脳血管への取込みは6時間後にすでに十分であり12時間後、1日後、2日後にも認めた。また、くも膜下腔の比較的大きな脳底動脈、前、中、後大脳動脈には均一に取り込まれていた。血管の外膜が主であり、中膜ではやや劣り、内皮までは到達していなかった。当初予定のアンテナペディアは十分遺伝子導入がいかず、利用を断念した。カチオニックリポソームは髄液注入により脳血管の遺伝子導入に十分利用できると判断した。
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